3月末をもって年度内の育成支援は終了となります。
そして、4月1日からは新たな体制で学童生活が始まっていきます。
そんな年度末には学童に2つの子どもたちが存在します。
学童を継続する子と退所・卒書する子です。
私はこの2種類の子どもがハッキリした時に必ずあることをやります。
それは、育成方針の見直しです。
なぜか。
それは、次年度も継続するのであれば、より長期を見据えた支援目標を引き続き取り組めば良いものです。
しかし、3月末で退所する児童はその期間までしか私たちは面倒を見られません。
だからこそ、この期間内でどこまでできるか。そして、学童のない生活への接続を意識した支援を考えなければいけません。
よく、
「出ていく子の支援より継続児童の支援」とか
「手抜きする口実」
とかマイナスに捉えられてしまうことがあります。
確かに、そのとおりに見えるかもしれませんし、そのような方針に舵をきる運営が存在するのも事実かもしれません。
しかし、長期的に見ても、短期的に見ても、退所する児童を軽視するのは、ビジネス的にももちろん支援者的にもメリットはなくデメリットばかりです。
目先の楽さにかまけて関係性を悪くしたり、学童に対して不信感や不満感を残して退所するよりも、「楽しかった」という思いや「預けて正解」と思って対処してもらえるほうが、評判やモチベに繋がります。
そうでなくても、約1年間一緒に生活してきた子たちです。
少なからず愛着があります。だから見捨てるはあり得ません。
話が少し反れている気がしますが、
要は預かる期間が異なる分、支援の内容を同一にするより、その子達にあった支援、実現可能性重視の短期的目標に沿った支援を行う事が私は重要だと思っています。
まあ、とりあえず最後まで楽しかったが尽きない支援や環境を目指してみてはどうでしょうか。