~漫画のメリット・デメリットをまとめてみた

漫画について、みなさんはどう思われますか?

「日本最大のサブカルチャー!!」

「漫画はいいじゃん!読みやすくて!」

「漫画から得られる知識もあるし良いんじゃない!?」

等と考えていることでしょう。

一方で

「漫画なんて置いたら勉強とかしなくなるよ!」

「みんなで一緒にいるのにマンガ読むのもったいなくない?」

「漫画やゲームはだめ!それしかしなくなるし」

と、思っている方もいます。

どちらが、正しいのか・・・という話はここでは置いて置きましょう。

私は言いたいのは、

ズバリ、学童に漫画を置きたいですか?

ということなのです。

私の運営する学童の事例として、漫画を配置しています。

・ハイキュー!!

・であいもん

・メジャー!

・ベイビーステップ

・銀の匙

・あたしんち ‥など

色んな漫画を置いています。

私は、漫画が悪いものとは思っていませんし、漫画で知識を得たりや物語の展開を想像したりすることもできる素晴らしいものです。

今人気のサバイバルシリーズも漫画になっていますし、子ども達の関心を惹きやすいのも事実だと思います。

ただ、当然デメリットもあると思っています。おもなデメリットは2つあります。

①漫画以外の本を読まなくなる。

②学童での過ごし方がほとんど漫画を読むことになってしまう。

これらは特に私がデメリットと思っている部分です。しかし、これらも学童の仕組みや大人のアプローチで最小限にすることはできると思っています。その方法をまとめていきます、

①漫画以外の本を読まなくなる 

 活字本を読まない子は、そもそも本を読まない子や視覚優位の子が多いです。そして、言葉や文字の習熟度的に読めない子もいます。そのような子たちに漫画以外の本を読ますことはそもそもが難しいと思っています。ただ、例えば、セリフの多い漫画本や小説化した漫画を設置する等少しでも活字に触れる機会を設定することが大切かと思います。

 しょっぱなから、対策が弱くて申し訳ありません。。。

②学童での過ごし方がほとんど漫画を読むことになってしまう。

 これははっきり言って学童の問題だと捉えています。漫画以外に魅力的な遊びやプログラムがあれば、漫画ばっかりになる子はいません。私の学童がそうです。雨の日や時間が微妙な時に読むことが多く、殆どは外遊びやボードゲーム、LaQで遊ぶことが多いです。また、学童でルールを設けてから設置するという事も効果的だと思います。

うちで言うと

・宿題が終わっていること

・17時~18時まで(開所時間は13時~19時)

時間である程度の区切りをつけてはいます。ただ、そもそも1時間も漫画を読む人がいないので、ルール的に言うと必要ないかもしれません。

ただ、あくまで遊びの中の選択肢の一つとして、漫画があればいいなと思っています。

ちなみに上記のデメリット以外に学童ではもう一つ、場合によっては二つの壁を乗り越えなければなりません。

それが、①保護者の理解と②運営(代表)の理解

保護者様の多くは、ただ預かってほしいとは思っていません。安全・安心をしっかり提供してくれることを望んでいます。特に安心の部分に関して、漫画は保護者によっては不安要素となります。

「お家でもスマホやゲームばっかりだから、学童ではみんなと遊んでほしい」

「漫画で変な言葉覚えてしまっているんだけど」

「過激な漫画読ませたくない!」

等、ジャンルを変えたりすれば問題ないケースもありますが、お友達と遊んでほしいという思いを持っている保護者がいるのもの事実としてあります。その保護者様への理解は得られるように制限を設けたりする必要はあります。(自分の場合は、それで読める時間帯を設定した背景があります)

あとは、漫画のジャンルもそうですが、メジャーのようなNHKで放送されるような作品であれば特に支障はないかと思います。ただ、「東京リベンジャーズ」のようなヤンキーものは人によってはNGなケースもあります。(個人的には面白いけど、設置はしていません)

配置する上では、事前に読んでから「置いても大丈夫か」を確認した方が良いと思います。

また、学童の責任者又は代表には事前に相談することをおすすめします。

学童は「代表の支援方針」に基づいて運営されていることがほとんどで、だからこそ、学童単位で個性があるのだと思います。その為、学童の備品やおもちゃ、環境全てに運営の方針が現れます。学童の方針に「漫画」が合うのかは確認して、許可を得た上で配置することがベストです。

というわけで、今から漫画を置きたいと考えている学童さんの参考になれば幸いです。

実はYou Tubeでも代表自ら訴えてます!

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