今やらなきゃ損!学童の先生がおすすめする!子供の義務教育時代から大人になるまでを左右する習い事4選

学童に通う子ども達は学童が放課後の居場所になっています。でも、そんな子たちでも平日や土曜日毎日のように通うわけではありません。

なぜでしょう??

それは、時代が習い事黄金時代だからです。

少しデータは古くなりますが、平成20年文部科学省「子どもの学校外での学習活動に関する 実態調査報告」によると小学生の80%以上が習い事をしているようです。また、学研教育総合研究所の『小学生白書』「小学生の日常生活・学習に関する調査」において、2019年時点でも小学生の80.4%が習い事をしているわけですから、習い事需要は健在のようですね。

日本人の平均年収は下がり続けている中で、子どもにかける教育費は年々増加傾向にありますから、一人っ子が増えた分、子ども一人あたりにかけるお金の額が大きくなったんじゃないかなと思います。

習い事が当たり前な今、現代の小学生は習い事をやっていない子が圧倒的少数なのです!

え!うちの子何も習い事やってない・・・
どうしよう!早く習い事させないと!!

まずは、落ち着いてください。確かに学童の子のほとんどは習い事に行っていますが、習い事は必ず行かなければいけないものではないですし、どのみち習い事をさせたいなら、お子さんにとって充実したものになるようしっかり決めないともったいないじゃないですか。

そうかもしれませんけど・・・
ちなみに、みんなはどのような習い事をしているのですか?

私の学童にいる子たちの習い事は次の通りです。

・スイミング
・ピアノ
・公文、学研
・書道
・チアダンス
・テニス
・英会話  ‥など

この他にも、ダンス、プログラミング、学習塾、ウクレレ、陸上等習い事の種類が時代と共に多様化しています。

こんなに習い事ってあるのね。
どれがいいかわかんないけど、みんなどうやって選んでいるんだろう。

そうですね。「何を習わせるか」ではなく、「この子に将来どうなってほしいか」「この子が興味があるものは何か」という視点で選んでみるのがいいかなと個人的には思います。

習い事は、「学校のお勉強についていけるように」「スポーツ選手に体力は必要だから」「字が綺麗になってほしから」等、大人の裁量で決めることが多いかなと思います(自分が見てきた保護者さんを参考にすると)。

ただし、あくまで習い事を実際に習うのは子ども達なのです。その為、習い事は親子で取り組むことが「何を習うか」より大切なのではないかと思うのです。

例えば、「女の子だからピアノとかいいかも」と思って子どもをピアノ教室に通わせる。でも、習い事の送迎くらいしかせず、基本的に決められた時間習い事教室に預けるだけ。それが悪い事ではありません。どの習い事もその道を熟知した人間が指導するので、成果が出ないわけではないと思います。

でも、考えてみましょう。

「お子さんは成果を望んでますか?」

私は、お子さんが求めているのは「自分の頑張りを評価してもらうこと」を求めていると思います。他でもない、お父さんやお母さんに。それがモチベーションとなって、精力的に取り組んで上達に繋がるのだと思います。

私は、「習い事は親子でするもの」習い事をさせるなら、親は子供が習うものに関心を持ち、一緒に学ぶ、又は学ぶことを応援することをしなければ意味がないと思っています。

ぜひ、今から習い事をさせようとしている保護者の方へは子供と楽しく「習い事ライフ」を送ってほしいと思います。

少し長くなりましたが、学童支援員から見たおススメの習い事を5つ教えていきます。

1,水泳(スイミングスクール)

 スイミングスクールは昔から、子どもにも親御さんたちからも人気のある習い事です。全身運動の有酸素運動は基礎的な運動機能がバランスよく向上する上、免疫力アップにも繋がります。また、水泳による基礎的な運動能力が様々なスポーツの場面でいきてくることでしょう。メジャーリーガーの大谷翔平選手、プロテニスプレーヤーの錦織圭選手、サッカーの本田圭佑選手等世界の第一線で戦うプロ選手も幼少の頃はスイミングスクールに通っていたというので、あながち間違いでもなさそうです。

2,そろばん教室

 計算力を鍛えられるそろばんは、ただ算数に強くなるだけではありません。そろばんで得られる最大の学びは「集中力」です。与えられた大量の計算をミスなくこなすためには、集中力あってこそです。それが自然と身につくので、様々な場面で応用が利きます。勉強もスポーツも意識を集中させることで高い効果を得ます。その為の集中力が自然と身につくそろばんはおすすめのひとつです。ちなみに、低学年だと算数は計算がほとんどなので、「算数」が得意に感じることで、勉強意欲がupするケースもあります。

3,プログラミング

 比較的新しい習い事の一つであるプログラミングは、小学校でも必修化される科目の為、その重要性は文部科学省も承知のようです。現代はエンジニア需要も高く、「2030年には実に79万人のITエンジニアが不足する」と政府は試算しています。世界的なIT業界の発展は今後もさらに加速する見込みであることから、将来的な視点で小さい事からプログラミングに触れることはメリットも多きいと思います。また、小さい子は、「電子機器好き」なので、スマホではなくパソコンに触れさせる方がタイピング能力等社会的にも求められるスキルが自然と身につくと思われます。最近は、ゲームを作ったり、アプリを作るだけじゃなく「ロボットプログラミング」等学びも多様化しているため、おススメです。

4,ピアノ

 女の子に人気な習い事であるピアノは、手先を使うだけでなく左右バラバラな動きが求められるため、脳への刺激がたくさんあって良いのではないでしょうか。リズム感が育まれるだけでなく、楽譜を見ながら、左右の指をばらばらに動かし、タイミングよく引き続けるピアノは集中力を高める効果も期待できます。個人的には、地方の場合、合唱コンクールで演奏したり、朝会で校歌を弾いたり、学校での活躍の場も多いので周りから評価されやすいこともメリットだと思っています。

まとめ 一番は子供が「やりたい」ものをさせる

  色々紹介してきましたが、あくまで習う子供が「興味のある習い事」がいいのかなと思います。私も基本的には色んなものに挑戦してほしいと思っているので、無料体験等を活用して、実際にレッスンを受けてみて、子どもが「通いたい」という意思を持ったものにすることをおすすめします。

 ただ、今まで見てきたこの中には「楽しくない」といってすぐにやめてしまう子もいます。私は、習い事をする上で2つをあらかじめ子どもとお話することを薦めています。

①習い事をする目標を決める
②最低でも半年や1年は続けさせる

①は、例えばスイミングだったら「25メートルをクロールで泳げるように頑張ろね」等ですね。

②は、「自分の決めたことに責任を持つ」という習慣をもってもらう意味もあります。「お母(父)さんも送り迎えや一緒に練習するから、1年間頑張ろうね!」などと声掛けして一緒に歩む姿勢と、「一年間は頑張れた」という自信にも繋がります。

ただ、「いじわるをされている」「先生が怖い」等緊急を要する場合もあるので、しっかり普段から、習い事の様子を聞いてみましょう。

Previous post 知らない間にやってませんか⁉一度「甘やかす」ことのリスクを考える
Next post やっていない人多すぎ⁉宿題を通して子どもに自信をつけさせる3つの方法

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です